４月のこと。昨年に引き続き、「高尾田の家」にてお花見。今年は普段から仲良くしてもらっている「井門町の家」のご夫婦とお邪魔しました。

北側の川・土手・桜並木を正面にして建つ「高尾田の家」。住宅の計画はよく南側にひらくことが良いとされますが、敷地によってはそうとは言いきれません。このお家のような周辺環境では、北向きの窓から順光に照らされた景色を臨むことができます。

2階リビングとインナーバルコニーからの、川沿いの桜並木の景色。圧巻。夕日が沈む様子も圧巻。

良いもの（庭・光・周辺の環境）と対峙するとき、それらと人の暮らしの距離感はとても大切です。近すぎても、遠すぎてもだめ。言語化を超えた身体的・意識的な「感覚」で敷地を読み解くことで、その建築特有の魅力が立ち昇る。そう思っています。

バルコニーで皆でお話ししながらお肉や海老を焼き、ビールを飲む。竣工後、こうしてお家に遊びに行かせてもらうことはけっこうあるのですが、「お客さんと設計士」という関係を超えて、友人のように楽しい時間を共有できるのがとてもうれしい。そして、お客さん同士が仲良くなるのもうれしい。

また来年もみんなでお花見できるのを楽しみにしています、、！