Taichi Nishishita
Architect & Associates
日々のこと

要望の本質

2016.09.20

考えさせられる文章に出会いました。以下、引用です。

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客 「掃除機がほしい」
店員「どんな掃除機がほしいですか?機能は?価格は?」

このガイド方法は悪い例だ。「掃除機が欲しい」と漠然と考えている人(ニーズ)に、機能や価格といったウォンツ要素を質問しても、かみ合わない。

客 「掃除機を買いたい」
店員「部屋の広さは? 床の素材は?」

利用シーンを訪問者に想像してもらい、機種を絞り込んでいく方法がニーズをウォンツにするための大切な手法だ、と解説した。
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設計においても正に同じことだと思います。〇LKDで個室は〇畳、仕上は設備は・・・と建主に答えを求めるようなやり方はプロのすることではないと思います。

例えば建主さんが「8畳の子供部屋が欲しい」と言っても、それを鵜呑みにするのではなく、「なぜ8畳欲しいと言っているのか」を考える必要があると思います。丁寧にヒアリングしてみると必ずしも8畳である必要はなかったりする場合がままあります。

要望の本質に目を向けることの大切さに気付かされる文章でした。

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