日々のこと
現場の前の現場
2017.04.12
稲荷の家、今日も加工場へ。
軒天の米ヒバをまず帯鋸で大雑把に厚みを取ります。この材は既に乾燥が済んでいるので、次はモルダー加工へと進みます。モルダーでは、四面に刃を入れ正確な寸法を取りながら、板同士を接合するための実と呼ばれる部分を取ったりできます。
写真は床材のカラマツです。こちらはまだ含水率が高く、そのままフローリングにしてしまうと木材が大きく伸縮してしまいます。よって、このように桟積みしたうえで、乾燥機に入れて適切な含水率にします。
木材が完成した製品となるまでには本当にたくさんの工程があり、それぞれに意味があるのです。
製品となって現場に届く前の加工の現場。ここまで踏み込む中で見えてくる世界があります。